身近な食べ物にもご注意を・・・

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みなさん、こんにちは

日の時間が短くなり肌に当たる風が冷たく冬の訪れを感じる一方、暑さをまとう日もあり季節の移ろいが感じにくい日が続いております。
体調を崩しやすい時期ですが皆さま、お変わりないでしょうか。

更新が少し止まってしまいましたが、あっという間に開院し2ヶ月が経過し時の早さを感じます。
多くの患者様に来院して頂き最近では、ご家族の方からのご紹介でいらっしゃる方も増え、皆さまのかかりつけ医として今後とも精進して参りたい所存です。

さて、本日は“アニサキス”についてご紹介します。
私も勤務してから何回かアニサキス除去を行う患者様をお見かけしました。ニュースで聞くだけの単語と思いきや、こんなにも身近なところで発生していると実感しました。

アニサキスは寄生虫の一種です。大きさは長さ2-4cm、幅0.5-1mmくらいで白色の少し太い糸のような見た目をしています。
寄生する魚としてサバ・アジ・サンマ・カツオ・イワシ・サケ・イカなどの魚介に多く含まれ、こうして並べてみると馴染みの多い魚が多いですね。
(実際のアニサキスの参考画像)

このアニサキスの幼虫は魚介類が死亡または鮮度が落ちると内臓から筋肉まで移動する力を持ちます。特に鮮度のいいものを好むため、お刺身やお寿司等に、よく存在します。
アニサキスが人間の体に入ると胃壁や腸壁に刺入し食後数時間後~十数時間後にみぞおちの激しい痛みや激しい下腹部痛、悪心、嘔吐等を生じます。
この痛みを取り除くには内視鏡での除去が推奨されています。

ではアニサキスを未然に防ぐ方法はないのでしょうか。
下記に注意事項を挙げてみました。
○目視:目で見て発見し除去する
○冷凍:-20℃で24時間冷凍保存を行う
○加熱:70℃以上、60℃なら1分加熱する
○内臓:すぐ取り除く!生はNG!
これらを守ることで、皆さんが快適に魚を召し上がることが出来るので一度、召し上がる際には今一度気をつけてみてください。

今回は身近な食事に関してのちょっぴり怖いエピソードでした。
なにか体調の変化がありましたら、気軽にご相談ください。

作成:スタッフ