みなさん、こんにちは
最近は真夏の暑い日が遠のき朝晩には涼しい風が吹くようになりました。
院内から見える夕方の景色も秋色に染まり日々、季節の変化を感じております。
さて当院のホームページ等でもお伝えしておりますが院内ではインフルエンザワクチンの接種が開始されました。
院内の発熱外来は連日、インフルエンザ陽性の方が増えており感染拡大を実感しております。
今日はそんなインフルエンザ、そしてワクチンについてお話ししたいと思います。
ここ数年、インフルエンザを上回る勢いでコロナウィルスが蔓延したことにより皆様の中でも久しぶりに単語を聞かれた方もいらっしゃるかと思います。
インフルエンザはA型とB型に分類され、感染源を持つ方のくしゃみや咳などの飛沫感染、手や指を通じて感染する接触感染により感染します。
通常は12~3月が流行時期となるものの今年は既に流行が始まっており、既に様々な場所で感染リスクが高い状況が続いていると考えられます。
ウィルスに感染し1~3日後に様々な症状が現れ、多いものだと高熱や頭痛、倦怠感、喉の痛み、咳、寒気、鼻水等が現れます。特にお子さんや、高齢者の方、体の弱い方等は慢性化しやすく、時に死に至ると言われている病気です。
このような症状を見るとコロナウィルスと見分けがつきにくいことが分かりますね。 その為、両方の可能性を示唆し判断する必要があるため医療機関での適切な検査が重要です。
当院ではインフルエンザとコロナウィルスの両方を判断できる検査キットを採用しており15分〜20分程度で検査結果をお伝えすること可能です。(混み合った際は少しお待たせしてしまう可能性もございます)
さて、ここまでお話しした症状を見ると老若男女共に感染してしまうと少し厄介であることが分かります。そこで感染の予防策として挙げられるのがワクチンです。
人は体内に病原菌が侵入し悪さをすることで病気になります。しかし一度感染した病原菌が再度、体内に入り悪さをしようとしても以前、感染した経験を体内で学習しているため繰り返し同じ病気になることを未然に防ぎ重症化を回避します。この一連の機能を“免疫“と呼びます。
この免疫という単語、最近、耳にした方もいるかもしれません。最近ではドリンク剤やサプリメント等で”免疫”という単語を使用しているケースが多いです。
このような免疫の仕組みを利用したものがワクチンです。ワクチンを接種することで病原菌の免疫を作り出し病気に罹らなくても自身の体内の免疫機能が機能することで病気を防ぐことができます。
ワクチンは体内において心強い力を持っておりますが100%病気を防ぐことは不可能です。しかし重症化を防ぐことで感染時にかかる体への負担も減らすことができます。
院内にインフルエンザワクチンに関するパンフレットをご用意しております。また何かご不安なことがあればお気軽にスタッフまでお問い合わせくださいください。
朝晩は冷える日が続いております。気温の変化に気をつけて日々、お過ごしください。
作成:スタッフ